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捻挫をあなどるなかれ！
足首の捻挫はほとんどの人が経験しているものだと思います
軽い捻挫からひどい捻挫まで様々ですが、私も小学校1年生の時に友達と遊んでいて初めての捻挫をやりました
その時はなかなか痛みが取れず1ヶ月以上毎日のように母親にほねつぎ（接骨院・整骨院）に連れられて行ってました
その後も何度か捻挫はやってます (;^_^A
捻挫の思い出・・・
私の母親もとんでもなくひどい捻挫をやりました
私が子供の頃に親戚の家に遊びに行き、その時に数日前に大型台風が来て親戚の家の近くの川にかかる橋が崩れてしまっていました
母は私に「足元に気をつけて歩かないと！」と注意をしていたのですが、私への注意に気を取られて母自身が崩れた橋の所でつまづいて捻挫をしてしまいました
それはそれはものすごくひどい捻挫でみるみる足首が腫れて来ました
母と私は親戚の人に車で送ってもらい帰宅したのですが母の足は今思い出してもすごく痛々しいほどの状態でした
熱を持ち腫れてまるで像のような足になってました
幸いにも骨折は無かったみたいなので整形外科のリハビリやほねつぎに長い間通ってました
しかしどれだけ通っても一向に母の足首の痛みは治りませんでした
今にして思えば電気を当てて足首をマッサージして湿布をして「はい、終わり」では治らないでしょう
ほとんど骨（関節）の整復はされていませんでしたから・・・
数ヶ月通っても治らないのでその内に母親は病院にもほねつぎにも通うのを止めてしまいました
それからも時々「足首が痛いなぁ」と言っていたのを思い出します
母はかなり前に他界してしまっているので私がその捻挫の治療をしてあげる事はできませんが、今なら結構楽にしてあげられたのに・・・と思ってしまいます
足首の問題は体全体に影響してきます
捻挫というのは足首だけの問題ではなく、しっかり治しておかないと体全体の問題となってしまうほど厄介なものでもあります
私達は二足歩行で地に足を着けて歩いています
この時に足首に問題があると重心を上手く支えてバランスを取る事ができなくなり骨盤の傾きや捻れが出てきます
すると今度はその骨盤の歪みの問題が背骨に影響を及ぼして腰や肩、そして背骨の上に乗っている頭蓋骨にまで影響して問題を起こします
腰の部分で影響があれば腰痛が出て肩や首の所であれば肩こりや頭痛といった症状が出てきます
このような時には元の原因である足首の調整をしてしっかり治しておかないと腰や首の治療ばかりやってもなかなか改善されません
これ程重要な足首の問題ですが一般的にはあまり重要視されて来ませんでした
しかし実際には慢性的な身体の問題を抱えている人は昔の足首捻挫がしっかり治りきっていなかったりするケースが非常に多いです
オステオパシーのセミナーでも外国の講師の先生がよく「足首は大事だ」みたいな事を言っていましたし整体の勉強会でも「地にしっかりと足を着ける」というのをよく聞きました
それで私も足首の問題を気にするようになり足関節の調整をかなり勉強しました
オステオパシーの一般的な調整法やカウンターストレインというテクニック、ここ数年前からはBRMという非常に繊細かつ効果的な治療法を勉強する機会にも恵まれてさらに足関節やその周囲の治療の理解が深まりました
足はこんなに小さな骨が集まっている！
この図のように足の骨というのはとても小さな骨の集まりです
これらの骨が一つ一つ関節を成していてスムーズな動きが出来るようになっています
捻挫などはこれらの関節が問題を起こしてしまっているのでしっかりと関節の調整をして正常な動きができるようにしなければなりません
湿布だけでも数日すれば痛みは軽くなりますが、それは捻挫が治ったのではなく腫れや痛みが軽くなっただけです
きちんと治すには傷めて問題を起こした関節の調整が必要です
足関節が上手く調整できれば立った時の身体の感じがまったくと言っていい程変わります
そして体全体のバランスもかなり良くなっています
これだけでも「背筋がシャキッと伸びてすっきりした感じがする」とよく患者さんに言われます (^^)
足首はとっても重要ですよ！
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